メイクが崩れやすい季節や長時間の外出時に、頼りになるアイテムがメイクキープミストです。しかし、どのタイミングで使えばいいのか、順番はどこに組み込めばいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実はメイクキープミストには、仕上げに使うだけでなく、下地の前に使うことで保湿効果を高めたり、スポンジにつけることでより密着感を出すなど、効果的な使い方がいくつもあります。
本記事では、メイクキープミストの正しい順番やタイミング、そして応用的な使い方まで詳しく解説していきます。メイク崩れを防ぎ、1日中キレイな仕上がりをキープしたい方は必見です。
- メイクキープミストを使う正しい順番とタイミング
- 朝・昼・夜など時間帯ごとの使い方
- パウダーや下地との組み合わせによる使い分け
- ミストの効果を高める応用テクニック
メイクキープミストのタイミングは?いつ、どの順番で使う?

- メイクキープミストの順番
- 下地の前で仕込み保湿
- 下地の後で密着力UP
- メイクキープミストとパウダーはどっちが先?
- メイクキープミストとパウダーを併用するコツ
メイクキープミストの順番
メイクキープミストは、メイク崩れを防ぐための仕上げアイテムです。しかし、使うタイミングを間違えると本来の効果が発揮されにくくなってしまいます。正しい順番を理解することが、美しいメイクを長持ちさせるカギになります。
まず最初に行うのはスキンケアです。洗顔後に化粧水、乳液、クリームで肌を整えましょう。保湿が足りないと、ベースメイクが浮いたりヨレやすくなったりします。ここで肌をしっとり保っておくことが、次に使う化粧下地やファンデーションの密着力を高めます。
次に、ベースメイクの工程に入ります。順番としては「下地 → ファンデーション → コンシーラー → フェイスパウダー」の順で重ねていくのが基本です。それぞれのアイテムをしっかりなじませながら重ねることが、崩れにくい肌づくりにつながります。
ポイントメイクはその後に行いましょう。アイブロウやアイシャドウ、アイライナー、マスカラ、チークやリップの順番で仕上げていきます。ここまで終えたら、いよいよミストの出番です。
メイクキープミストは、メイク全体が完成してから最後に使用します。顔から20〜30cmほど離し、顔全体にムラなくスプレーしてください。このとき、ボトルをよく振ってから使用し、ミストが乾くまでは触らないようにしましょう。
この流れを守れば、朝のメイクを夕方まで美しく保てます。
下地の前で仕込み保湿

メイクキープミストは、仕上げだけでなく下地の前に使うと肌のうるおいをキープし、メイクのノリをぐっと良くしてくれます。乾燥による崩れが気になる人に特におすすめの使い方です。
まずはスキンケアで肌を整えたあと、通常であればすぐに下地を塗るところですが、その前にメイクキープミストを軽くひと吹きします。この工程を加えることで、肌の表面にうるおいの膜をつくり、乾燥から守ってくれます。
乾いた室内やエアコンの効いた場所では肌がすぐにカサついてしまいますが、この方法なら化粧下地の密着力も高まり、ファンデーションのノリもなめらかになります。特にリキッドやクッションタイプのファンデーションとの相性が良いでしょう。
使い方のポイントは、顔から20cmほど離し、斜め上から全体にまんべんなくスプレーすること。1〜2プッシュで十分なので、かけすぎには注意が必要です。ミストが乾くまで手で触れずにそのままにしておきましょう。
ただし、肌質やミストの種類によっては下地の上にミストを使った方が効果的な場合もあります。まずは休日などに試してみて、自分の肌に合ったタイミングを見つけると安心です。
乾燥が気になる季節や肌質の方にとって、この一手間がメイクのもちに大きな差をつけてくれるはずです。
下地の後で密着力UP
メイクキープミストは、通常はメイクの仕上げに使うことで肌とベースメイクの密着力を高める役割がありますが、一部では化粧下地の後に使うことで、より密着力を高めるテクニックとしても紹介されています。これにより皮脂による崩れが起きにくくなり、メイクが長もちしやすくなります。
まず化粧水や乳液などで肌を整えたあと、化粧下地を丁寧に塗っていきましょう。そのあと、下地がなじんだタイミングでメイクキープミストを顔全体にスプレーします。
ここで使うミストは、軽く1〜2プッシュで十分です。顔から20cmほど離し、斜め上からかけるようにしましょう。顔を動かさず、ミストがふんわりとかかるように意識するのがコツです。
このタイミングでミストを使うと、下地が肌にピタッと密着します。結果として、その後に重ねるファンデーションのノリが良くなり、浮きやヨレも防ぎやすくなります。特にTゾーンや小鼻まわりなど皮脂が出やすい部分には、重点的に使うのがおすすめです。
ただし、ミストの種類によっては成分が強めな場合もあります。肌が敏感な方は、まず一部で試してから使うようにしてください。また、スプレー後は手で触らず、自然に乾くのを待ちましょう。
この使い方は夏場やマスク着用時にもぴったりです。下地後にミストを取り入れると、メイクの崩れにくさをぐっと高めることができます。
なお、メイクキープミストは一般的にはメイクの仕上げに使用することが推奨されています。製品ごとの使用方法を必ず確認し、ご自身の肌質や目的に合わせてご使用ください。
メイクキープミストとパウダーはどっちが先?
メイクキープミストとフェイスパウダー、どちらを先に使うかは仕上げたい肌の印象によって変わります。理想の質感を叶えるためには、順番を工夫することが大切です。
まず、ツヤ肌を目指す人には「ミスト→パウダー」の順番が向いています。ミストをファンデーションのあとに使うことで自然なツヤが出て、みずみずしい印象になります。その後、Tゾーンや小鼻などテカリやすい場所にだけパウダーをのせると、バランスが良くなります。
一方、マットな肌にしたい人には「パウダー→ミスト」の順番がおすすめです。パウダーで皮脂をしっかり抑え、最後にミストをかけて全体をコーティングします。こうすることで粉っぽさをおさえ、さらっとした質感をキープできます。
以下にポイントをまとめました。
肌タイプ | 順番 | 仕上がり |
---|---|---|
ツヤ派 | ミスト → パウダー | うるおい感のあるツヤ肌 |
マット派 | パウダー → ミスト | サラサラのマット肌 |
この順番を意識するだけで、肌の印象を自在に変えることができます。自分の目指すスタイルにあわせて、ぜひ試してみましょう。
メイクキープミストとパウダーを併用するコツ

メイクキープミストとフェイスパウダーは、どちらもメイクを長もちさせるための便利なアイテムです。しかし、気温や湿度によって使い方を少し変えることで、よりきれいな仕上がりをキープしやすくなります。
例えば、暑い夏や湿度が高い日は、汗や皮脂が出やすくなります。そんな日は「パウダー→ミスト」の順番がおすすめです。パウダーで皮脂をしっかりおさえたあと、ミストで全体をコーティングすると、崩れを防ぎます。
逆に、空気が乾燥している冬やエアコンのきいた場所では、肌がカサつきやすくなります。このような日は「ミスト→パウダー」の順番が合っています。ミストでしっとりさせてから、パウダーを軽くのせると自然なうるおい肌が作れます。
併用のポイントを表にまとめました。
気温・湿度 | おすすめの順番 | 目的 |
---|---|---|
夏・湿気が多い | パウダー → ミスト | テカリ防止・崩れ防止 |
冬・乾燥が強い | ミスト → パウダー | 保湿・ツヤ感アップ |
仕上げに軽くティッシュオフすると、余分な水分が取れてヨレにくくなります。気候に合わせて使い方を変えることで、より安定したメイクを楽しめるでしょう。
メイクキープミストのタイミングは?いつ、どの順番で使う?|応用編

- スポンジにつける裏技
- 効果的な使い方
- メイクキープミストのタイミングは?いつ、どの順番で使う?(まとめ)
スポンジにつける裏技
メイクキープミストは顔に直接スプレーするのが一般的ですが、スポンジに吹きかけて使う方法もあります。この裏技を使えば、ミストのムラや無駄を減らし、仕上がりもよりきれいに整います。
まず、清潔なメイクスポンジを用意します。そのスポンジに、ミストを1〜2プッシュだけ軽くスプレーします。スポンジが少ししっとりする程度で十分です。びしょびしょになるほどかけてしまうと、メイクが崩れやすくなるので注意しましょう。
ミストをつけたスポンジで、ファンデーションやフェイスパウダーをポンポンと肌に押さえるようになじませていきます。このとき、こすらずに軽く叩き込むのがコツです。細かい部分まで均一になじみ、ムラなく仕上がります。
この方法のメリットは次のとおりです。
- スプレーが無駄にならない(空中に飛ばない)
- 顔に均一に密着しやすい
- ツヤ感が出すぎずナチュラルに仕上がる
ただし、使用後のスポンジはそのまま放置せず、きちんと洗って清潔に保つ必要があります。汚れたままだと肌トラブルの原因になるので注意しましょう。
このテクニックは特にメイク初心者やミストの使い方が難しいと感じている方におすすめです。丁寧に取り入れることで、より美しいベースメイクが叶います。
効果的な使い方
メイクキープミストは、ただ顔にかけるだけでは本来の力を発揮できません。いくつかのポイントを押さえて使うことで、崩れにくいメイクが完成します。ここでは効果をしっかり引き出すための使い方を5つ紹介します。
1. ボトルをよく振る
スプレー前に数回しっかり振りましょう。中身が均一に混ざり、ミストが細かく広がります。これを忘れるとムラができやすくなります。
2. 顔からの距離は20〜30cm
近すぎるとミストが一部分に集中してしまい、ヨレやムラの原因になります。顔からしっかり距離をとるのが基本です。
3. 噴射回数は5〜6プッシュが目安
顔全体を軽くおおうように、5〜6回に分けてスプレーすると、まんべんなくミストが広がります。1度で多く出そうとせず、少しずつ吹きかけるのがポイントです。
4. 乾くまで触らない
スプレーしたあとは手で押さえず、そのまま自然に乾くのを待ちましょう。触ってしまうとせっかくのコーティングが崩れてしまいます。
5. スポンジやブラシと併用する
メイク用のスポンジにミストを吹きかけてから使うと、ファンデやパウダーが密着しやすくなります。よりなめらかでムラのない仕上がりになります。
この5つのポイントを守れば、朝のメイクが夜までしっかりキープされやすくなります。丁寧なひと手間が、美しい仕上がりを支えてくれます。
メイクキープミストのタイミングは?いつ、どの順番で使う?(まとめ)
記事のポイントをまとめます。
- メイクキープミストはメイクの仕上げに使うのが基本
- スキンケア後はよく保湿してからメイクに入る
- ベースメイクは下地→ファンデ→コンシーラー→パウダーの順で行う
- ポイントメイクまで終えたあとにミストを使う
- 顔から20〜30cm離してスプレーするのが適切
- ミストはよく振ってから使うことでムラを防げる
- スプレー後は顔に触れず自然に乾かすことが重要
- 下地の前に使うと保湿効果が高まりノリがよくなる
- 下地の後に使うと密着力がアップし崩れにくくなる
- ミストとパウダーの順番は仕上がりの質感で選ぶ
- ツヤ肌にはミスト→パウダー、マット肌にはパウダー→ミストが合う
- 気温や湿度によってミストとパウダーの順番を変えると効果的
- スポンジにミストを吹きかけて使うと密着しやすくなる
- 携帯用ミストは外出先のメイク直しに便利
- 効果的に使うには適切な距離・量・乾かし方を守ることが大切